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弁護士田島正広の“立憲派”ブログ

田島正広弁護士が、注目裁判例や立法動向、事件などを取り上げ、法の支配に基づく公正な自由競争社会の実現を目指す実務法曹としての視点から解説します。

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採血器具の使い回し事件に観る医療行政の甘さ

採血器具使い回し、半数の1万1700施設…厚労省調査

【 針付き採血器具の使い回しが相次ぎ発覚した問題で、厚生労働省が同種器具の1991年以降の使用実態を調べたところ、器具を使っていた全国の病院や診療所約2万2500施設の半数以上に当たる約1万1700施設が使い回しをしていたことが6日、明らかになった。】

(8日読売新聞)

 今回の調査によると、全国の病院中、この器具を使っていた約5000施設の66%に当たる約3300施設が、複数人に使い回す不適切な方法で使用していたとのことです。しかも調査未回答の病院も多く,実際にはもっと高いパーセンテージの施設が使い回しをしていた可能性があるとのことです。

 「針を替えても針周辺に血液が付着している可能性があり、血液感染を避けるため、複数人には使い回さないよう添付文書に明記されている。」とのことですから,血液感染の虞が懸念されていることは明らかであり,幾たび患者の悲劇を繰り返しても気づかない医療行政の甘さが,またしても露見した格好です。健康な方でもいつ病気に苛まれるか分かりません。いざというときに安心な医療現場でなくてはならない訳で,患者の視点に立った医療行政の確立を強く求めたいものです。

 なお,厚生労働省としては,8日正午に関係施設名をホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)で公表するとのことです。

弁護士 田島正広

○関連リンク
田島総合法律事務所
フェアリンクスコンサルティング株式会社
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