
皆さん,明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり,どうもありがとうございました。
さて,新年を迎え,このブログのタイトルを考え直してみた結果,「“立憲派”ブログ」に変更することにしました。立憲主義とは,単純な多数決では乗り越えられないより高次の法である憲法をもって国家権力を拘束するところに,その重要な機能があります。分かりやすくいえば,人の支配ではなく法の支配によって,権力濫用を阻止しようとする訳です。法の支配を社会の隅々まで浸透させることで,公正な自由競争社会がより一層実現することになることが期待されますが,企業におけるコンプライアンスも,国家における権力拘束も,法の支配とその具体化手段である立憲主義をもって語ることのできるテーマと私は考えています。そこで,このブログのテーマに,象徴的な言葉である「立憲」を入れることにしました。
同時に,私は改憲論議においても,護憲・改憲を言う前に,立憲主義の意義をしっかり理解し,権力濫用をよく阻止できるよう憲法の規範性を維持することが重要であると考えています。護憲と言っても,解釈改憲され続ける憲法を後生大事に守るだけでは,もはや憲法としての規範性が希薄と言わざるを得ず,国家権力を拘束することが実質的にできないことになりかねません。その反面,立憲主義の意義を理解せずに数の力を頼みに改憲を進める場合にも国家権力への拘束は困難となり,同様に立憲主義は空洞化してしまうことになります。そこで,護憲派・改憲派を言う前に,立憲派でありたい,その趣旨を込めてのタイトル変更です。
皆さん,これからもどうぞよろしくお願いします。
弁護士 田島正広
○関連リンク
田島総合法律事務所
フェアリンクスコンサルティング株式会社
パンダ君のコンプラ
旧年中は大変お世話になり,どうもありがとうございました。
さて,新年を迎え,このブログのタイトルを考え直してみた結果,「“立憲派”ブログ」に変更することにしました。立憲主義とは,単純な多数決では乗り越えられないより高次の法である憲法をもって国家権力を拘束するところに,その重要な機能があります。分かりやすくいえば,人の支配ではなく法の支配によって,権力濫用を阻止しようとする訳です。法の支配を社会の隅々まで浸透させることで,公正な自由競争社会がより一層実現することになることが期待されますが,企業におけるコンプライアンスも,国家における権力拘束も,法の支配とその具体化手段である立憲主義をもって語ることのできるテーマと私は考えています。そこで,このブログのテーマに,象徴的な言葉である「立憲」を入れることにしました。
同時に,私は改憲論議においても,護憲・改憲を言う前に,立憲主義の意義をしっかり理解し,権力濫用をよく阻止できるよう憲法の規範性を維持することが重要であると考えています。護憲と言っても,解釈改憲され続ける憲法を後生大事に守るだけでは,もはや憲法としての規範性が希薄と言わざるを得ず,国家権力を拘束することが実質的にできないことになりかねません。その反面,立憲主義の意義を理解せずに数の力を頼みに改憲を進める場合にも国家権力への拘束は困難となり,同様に立憲主義は空洞化してしまうことになります。そこで,護憲派・改憲派を言う前に,立憲派でありたい,その趣旨を込めてのタイトル変更です。
皆さん,これからもどうぞよろしくお願いします。
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