
民主政策集 インド洋給油容認 外交・安保 政権視野に軌道修正
これまで民主党が批判してきた政府・与党の「現実路線」は何故に批判の対象であったのか,これでは政局の道具に過ぎなかったと批判されてもやむを得ないように感じます。
「現実路線」の名の下に,ずるずると国際政治のパワーゲームに引きづり込まれ,歯止めのない軍事行動の実績を積み上げてしまうことが,ひいては過去の歴史の繰り返しになることを危惧すればこそ,「現実路線」を批判してきたのではないのでしょうか?
立憲主義は,民主制の多数決をもってしても直ちには覆すことのできないより高次の法で国家権力を拘束するところに主眼があります。「現実路線」を継続するのであれば,そのための基準なり,手段なりを明確化して,自ら歯止めを構築することが必要なのではないでしょうか?今一度,立憲主義の視点を意識して頂きたいものです。
弁護士 田島正広
○関連リンク
田島総合法律事務所
フェアリンクスコンサルティング株式会社
パンダ君のコンプラ
(24日・東京新聞)【 民主党は二十三日、衆院選マニフェストの土台に位置付けられる政策集を公表した。国連安保理決議に基づき北朝鮮に出入りする船舶に対する貨物検査を実施するとしたほか、海上自衛隊によるインド洋での給油活動の当面継続を事実上、容認した。月内に発表するマニフェストでは重点政策に盛り込まない外交・安全保障分野で、政権獲得を視野に入れ、軌道修正を明確にした。】
これまで民主党が批判してきた政府・与党の「現実路線」は何故に批判の対象であったのか,これでは政局の道具に過ぎなかったと批判されてもやむを得ないように感じます。
「現実路線」の名の下に,ずるずると国際政治のパワーゲームに引きづり込まれ,歯止めのない軍事行動の実績を積み上げてしまうことが,ひいては過去の歴史の繰り返しになることを危惧すればこそ,「現実路線」を批判してきたのではないのでしょうか?
立憲主義は,民主制の多数決をもってしても直ちには覆すことのできないより高次の法で国家権力を拘束するところに主眼があります。「現実路線」を継続するのであれば,そのための基準なり,手段なりを明確化して,自ら歯止めを構築することが必要なのではないでしょうか?今一度,立憲主義の視点を意識して頂きたいものです。
弁護士 田島正広
○関連リンク
田島総合法律事務所
フェアリンクスコンサルティング株式会社
パンダ君のコンプラ
スポンサーサイト


